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イラストや漫画を描く場合にとても重要なキャラクター。イラストであれば風景のみ、小物のみ…という場合もあります漫画…そして伝えるイラストでしたらキャラクターは必須ですね。
では、自分のキャラクターを生み出す場合どうすれば??
言ってしまえば「好み」で良いと思っているのですが…それだと不親切ですね。
今回はそんなキャラクターを作り上げる事を考えていきたいと思います。それではどうぞ宜しくお願い致します。
キャラクターって?
さて、キャラクターなのですが…そもそも、キャラクターとは?今更ですがどういう被写体なのでしょうか?
私は漫画も一応描く人間なのでキャラクターは漫画の登場人物として考えて作る場合が多いです。
漫画のテーマ(時代劇かファンタジーか学園モノか?)
世界観は?(現代か過去未来か?異世界か?)
その世界の誰の物語?(主人公は誰?)
そして主人公を取り巻く関係は??…という順序にキャラクターを作ります。
時代劇でも世界観が異世界なら和風ファンタジー的なキャラクターが生まれますしね。主人公が人間ではなくとも学園モノは出来ます。
そのようなテーマとモチーフ(時代劇なら和服や刀、学園モノなら教材や制服)と盛り込んでキャラクターを作りストーリーでどう生かすかを決めて行けますからね。
漫画以外でも一枚のイラストを描く際にこの考え方でキャラを作っていくと意外と作り易いです(後に漫画にも出来ますしね)
これは、アクマで私のキャラクター作りでの考え方の一つ、なのですが…聞いて頂きありがとうございます!!
テーマや好みを添えて
過去にメイキングに使用した3枚のイラストでもキャラクターを作っています。大正ロマン的な世界観で猫少女のお話を描きたいと思ったので作ったキャラを水彩メイキングの際に描かせて頂きました。
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その際に一応時代物なので着物チックな衣装を入れ「猫」少女なので解り易くネコミミを特徴に…
そして後は個人的な好みで丸い眼鏡とお下げ髪と要素を加えています。
漫画ですと最初は正体を隠し盛り上げで猫少女の正体がわかる演出をする場合があります。その場合は一目で猫少女と解らないデザインを用意するのですが…今回は一枚絵ですから一目でわかる様に解り易いモチーフ(ネコミミ)を入れています。
獣耳はキャラクターイラストを描く際に特徴を使える場合にもアクセサリー的な要素にもなるのでベタではありますがオススメです。
他2点も好みを混ぜました。
個人的にはキャラクターを生み出す際には深く考えずにまずは自分の好みを組み込んでみると良いと思います。
結構重要だと思うのですが…依頼のイラストや漫画で結構な時間、御依頼作品と向かい合う事になるので、キャラクター等をある程度自由にさせてもらえる場合は描いていて楽しいモノを入れるとストレスは少ないです。
勿論、描くキャラクターもクライアントさんからがっちり決めてもらっている場合もありますが…自由に出来る際は~ですね。
この考え方の流れとしては漫画での考え方と同じでテーマを決める→どんなイラストにするか?→中心キャラクター…という感じですね。
これだけだと難しいと言うかパッとしないかもしれません。もっと簡単にキャラクターを作れる方法もありますので次にお付き合い下さい
擬人化で考えよう
獣や植物、そして無機物を人間に寄せたキャラクターにする「擬人化」。日本は特に擬人化が盛んな文化だと思います。
それこそ鳥獣戯画なんかは擬人化ですよね。
先ほどの猫少女も猫の擬人化です。子供の頃から親しんでいるキャラクターもほぼ擬人化なのでイメージが湧き易いと思います。
特に獣の擬人化は可愛い少女(少年)に獣耳を付けただけの萌路線から猫や犬の姿を残しつつ二足歩行に衣類を着こなすような獣人路線まで様々です。
こちらでも一目でどんなキャラ(猫や犬)か分かる様に特徴を解くに大きく描くと良いです。定番過ぎて面白みが無い…という考えもあるかもしれませんが。
まず一目で見てどんなイラストかが解る事が大事ですので大きな特徴を押さえて描くと良いです。
コレは他のモチーフを擬人化にする場合も同じです。お花でしたら特徴的な部分である花弁や色を大々的に出すのが良いです(髪や服に盛り込み易いです)
特徴を大々的に…ですが難しく考えないでパッとした印象で大丈夫です。獣なら獣耳、植物なら色や花、葉…と自分の感性を信じて描いて見て下さいね。
擬人化の他には子供の頃に読んだおとぎ話のキャラクターを自分のアレンジにする…という作り方も人気です(私はコレ大好きです)
こちらも擬人化同様解り易い特徴をデザインに盛り込むのが良いですね。ちょっと違うかもしれませんが…お話の擬人化だと思っています。
擬人化で考えると日常生活で見るモノ、誰もが知っている物語、その国の神話、民話…と様々なヒントを頂けるので興味を持つと楽しいですね。
結論だと好きなモノを自分の感性で描いていくのが良い…なのですね。
まとめ
テーマを持って作り上げたキャラ。
日常のヒントで生まれた擬人化キャラ…と様々な方法でキャラクターを生み出す事が出来ます。
他にもキャラクターのファッションや性格、好みと決めていくとどんどん愛着が生まれていきます。
読んだ雑誌や本、散歩の風景、行ったお店…とヒントを得てキャラクターに組み込んでいくと味も出ます。
キャラクターに愛着が生まれればその組み込みも楽しくなりますので…自分の好きな要素、好きなモノを最初に組み込むと良いと思っています。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!
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